ショート映画配信サービス「SAMANSA」、シリーズAラウンドで総額7.4億円を調達
- takayukitoyama0408
- 9月17日
- 読了時間: 3分

ショート映画配信サービス「SAMANSA」を展開する株式会社SAMANSA(本社:東京都、代表取締役:岩永祐一、共同代表:遠山 孝行)は、DG Daiwa Venturesをリード投資家として、既存投資家(XTech Ventures株式会社、株式会社セレス、GENDA Capitalなど)と新規投資家からの第三者割当増資及び北國銀行からのデットファイナンスにより、総額7.4億円の資金調達を実施しました。これにより、累計調達額は約11億円となります。 このラウンドにて新規投資家としてEX Innovation Fund、Cygames Capital、株式会社バンダイナムコエンターテインメント、株式会社Hakuhodo DY ONE、ごうぎんキャピタルが参画しました。
◆SAMANSAと資金使途について
SAMANSAは、「映画を、自由化する。」をビジョンに掲げ、世界中のショート映画を配信するVODサービスです。2022年にアプリをリリースし、字幕翻訳や予告編制作など、配信に必要な工程をすべて自社内で完結しています。SNS上では予告編が大きな反響を呼び、1作品で予告再生数1億回を超える例もあり、現在は北米やアジアを含む国内外に向けて600本以上の作品を配信中。さらに、国際映画祭での上映やエンターテインメント施設、多様なメディアプラットフォームでの配信を通じて、ショート映画の新たな鑑賞機会を拡大しています。自社での企画・制作にも注力し、次世代クリエイターの発掘や新しいIPの創出へも取り組んでいます。
今回調達した資金は、以下の分野に重点的に投資します。
英語圏を中心とした海外展開の加速
オリジナル短編・中編・長編映画の制作とIP事業化
「SAMANSA」のプラットフォーム機能の拡充
グローバルプラットフォームやSNSを活用した配信とデータ分析で、作品と観客を最適につなぐ仕組みを強化。ショート映画を起点とした新たなヒットの創出や、グローバル市場に挑むIP開発を加速させていきます。
SAMANSAは、今回ご参画いただいた株主の皆様に限らず、映画・エンターテインメントの未来を共に切り拓く企業パートナーを広く求めています。世界に広がる可能性を秘めたエンタメIPの宝庫・日本から、多様な共創を通じ、世界に挑むための新しい映画インフラを築いてまいります。
◆SAMANSAコメント
SAMANSA代表取締役 岩永祐一
「映画の入場料が均一でなくなり、同時に時間枠が存在しなくなれば、映画は多様化し、自由化され、短篇あり、中篇あり、長篇ありで、企画不足などはあり得ず、多種多様な意欲作や野心作ので回るメドもつき、映画の世界はかつてない活況を呈してくる。」
かつて、黒澤明監督と共に数々の名作を生み出してきた脚本家・橋本忍さんが著書で語った言葉です。これまで、映画 = 長編映画とされる時代が長く続いてきましたが、WEB動画やスマートフォンの普及により映画はその長さや形にとらわれない新しい時代に突入しようとしています。
SAMANSAは日本発の映画エンターテインメント企業として、世界規模で映画を自由化し、その可能性を無限に広げていきます。
今回の資金調達に際し、株主の皆さま、そしてSAMANSAをご愛用いただいているユーザーの皆さまに、心より深く感謝申し上げます。
映画をもっと近くに、もっと自由に。世界中に新しい出会いを届け続けてまいります。
SAMANSA共同代表 遠山孝行
今回の資金調達により、ショート映画の可能性をさらに大きく広げられることを嬉しく思います。創業から4年を迎えた今、SAMANSAを通じて、これまで注目されてこなかったショート映画という市場が確実に広がっていることを日々実感しています。
これからは、映画ファンにはこれまでにない新しい鑑賞体験を、そしてクリエイターには世界へ挑戦するチャンスを、さらに大きな形で届けていきます。まずは今回の調達を活かし、世界中のクリエイターと共に、SAMANSAでしか見られないオリジナルコンテンツの制作を一層拡大していきます。
さらに、配信にとどまらず劇場公開なども視野に入れ、作品を多様な形で届けることに注力してまいります。


